こむら返り(足がつる)がつらい【対処方法やおススメの漢方薬をご紹介します】

お薬に関して
いつも急に足がつってつらい
足がつった時の対処方法を知りたい

この記事はこんな悩みを持つ方におススメです。

夜中や朝方に急に足がつって、ベッドの中でもがいて、全然に眠れないなんて経験ございませんか?私の働く調剤薬局にもそんな症状の患者さんが結構いらっしゃいます。そんな時によく処方される漢方薬があるのでご紹介します。またお薬以外でできる対処できる予防策もあるので一緒にご紹介します。

こむら返りの原因とは?

結論として原因は疲労や冷え、ミネラル不足が原因です。

まず初めにこむら返り(足がつる)とはふくらはぎや足の筋肉が急にこわばりを生じて、強い痛みを感じることです。こわばりを生じる箇所としては、ふくらはぎや足の裏がつる方が非常に多いです。特に高齢者や妊娠中に起こりやすいと言われています。

そして足がつる原因と考えられているのが、筋肉疲労や体の冷えによる血行不良、ミネラル不足等があげられます。

原因1:筋肉疲労

スポーツ後や急に筋肉を駆使した後には足の筋肉が緊張しています。足がつりやい人はそれが引き金となり余計にこむら返りを起こしやすくなるのです。

対策は?

対処方法としてはストレッチがおススメです。ストレッチ後は無理をせずに体をゆっくりと休めるようにしてください。

原因2:冷え

体の冷えも足がつりやすい原因の一つです。普段から手足が冷えて冷え性ぎみの人や寒い日、または暑い時期は冷房の効かせすぎで足が冷えている場合もあります。

対策は?

普段から冷えを感じやすい人は体を温めるような食べ物や飲み物を摂るといいでしょう。特にショウガは体がすごく温まるのでおススメです。食べ物としてとってもいいし、飲み物でもショウガが入っているものはたくさんあります

夏に冷房を効かせすぎていると足が冷えて血行が悪くなり、こむら返りを起こしやすくなります。少しエアコンの設定温度を上げるといいかもしれません。

原因3:ミネラル不足

マグネシウムやカリウム、カルシウム等のミネラルと呼ばれる栄養素が不足している方もまたこむら返りを起こしやすいと言われています。

対策は?

不足したミネラル分を普段の食事の中で意識して食べてみるようにしてみてください。

現在私たちがよく食べているインスタント食品やレトルト食品、また加工食品等はミネラル分が少ないと言われています。なので昔のインスタント食品なんかが無かった頃に比べると現代に生きている私たちはミネラル不足の方が非常に多いのです。

おススメの漢方薬

芍薬甘草湯

病院で足がつると言うとだいたいこの薬が処方されます。

芍薬甘草湯は筋肉の緊張をほぐしたり、こわばりを軽減する効果があります。そして何より即効性に期待ができます。漢方薬と効くと効果が現れるのに時間がかかる印象がありますが、この薬は飲んでからだいたい5分前後くらいで効いてきます。急に足がつった時に心強いお薬です。夜寝ている時や朝方起きた時に足がつりやすいと言う方は、この漢方薬を枕元に置いておくと、すぐに飲むことができて便利です。

どこで購入できる?

基本はかかりつけの病院を受診し、症状を聞いてもらい、処方してもらうのが一番いいです。とはいえ病院を受診する時間がないという方は、薬局やドラッグストア等にもOTC医薬品(一般医薬品)として置いてありますので、そちらで購入してもいいかもしれません。

服用する時の注意点は?

芍薬甘草湯はつった時に飲むとすごく効果がありますが、飲みすぎには注意してください。

なぜかと言うと、名前の通り甘草という成分が含まれているのですが、この成分を摂りすぎると逆に体に悪い影響があるからです。甘草は適切な量でとれば何も問題がないのですが、量が多いと偽アルドステロン症といった症状がでることがあります。偽アルドステロン症になると低カリウム血症、高血圧、頭痛、浮腫等色々な症状がでてきます。

必ず医師から処方してもらった場合は指示された量を守ってください。またドラッグストア等で購入した場合もお薬の説明書に書いてある用法用量を守って服用してください。(1日何回までにしてくださいという説明や1回服用したら何時間以上は空けてください等説明があります)

また他の漢方薬と併用する可能性がある人も注意してください。甘草という成分は他の漢方薬にも含まれていますので、重複する可能性があります。もしすでに他の漢方薬を服用されている方は、医師や薬剤師に確認してください。

筆者も芍薬甘草湯を足がつった時に服用してみたところ、即効性がありすぐに効いてきたので助かりました!

まとめ

普段から足がつってつらいという方はまずは普段の食事に体を温めるものを加えてみたり、ミネラル不足を補うような食事をしてみるといいかもしれません。また漢方薬の芍薬甘草湯もおススメです。お近くの病院や薬局、ドラッグストアで相談してみてください。

プロフィール
ブログ管理人
taka

地方の調剤薬局に勤務。
薬剤師歴7年目。
2児の男の子の父親でもあり、日々育児に奮闘中。
チワワを飼っており、名前はルル。
ブログ名は愛犬の名前からきています!

takaをフォローする
お薬に関して
takaをフォローする
Ruru-blog

コメント

タイトルとURLをコピーしました